ワーグナーの前奏曲(序曲)だけ聴くと続きの本編が聴きたくなるので、
前奏曲(序曲)だけ聴くということはあまりありません。
前奏曲(序曲)だけで聴いて完成された一曲の世界として聴けるのは 唯一
ムラヴィンスキー指揮だけです。むろんムラヴィンスキーがワーグナーの
全曲版を遺していないからって事とは別として、“ムラヴィンスキーのワーグナー”
という毅然として確立された世界が聴けるので、前奏曲(序曲)を聴くだけで
満ち足りた気分になります。
ムラヴィンスキー指揮レニングラードでの独特な世界をあげるなら
1.ローエングリン第三幕への前奏曲(1965年録音)
2.リエンツィ序曲(1941年録音)
この2つの前奏曲(序曲)は際立ってムラヴィンスキーらしい演奏です。
ワーグナーが聴いたら どう思ったか、知りたい程です。/8799/8798/8797/8796