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[9057] バック運転:永野晴樹 2011/08/07/日 02:10

 暫らくご無沙汰致しております。その間に蒸気機関車のバック運転についての記述がありましたね。確かに昭和30年代後期のビクトリアル誌のC56特集では、C56はバック運転の際にしばしば脱線事故を起した為にバック運転をしないようにしている‥との記述が国鉄の専門家の記述にありました。所が昭和40年の8月高2の時に木次線、宍道発出雲横田行き列車に乗車しましたが、木次まではC11が客車3両を牽引、25‰の勾配を物凄い排気音と共にノロノロとよじ登っていく姿に驚きました。更に驚かされたのは木次で客車1両を切り落とし、C56のバック運転による牽引となった事であります。当時ビクトリアルの記事を読んでいたので、大変驚きました。しかし木次から先は33‰の急勾配が連続するのでC56が、いくらバックだと言ってもせいぜい15km/h程度しか出せないので、運転できたものと思われます。それではドイツの蒸気機関車ではどうかと言うと、急客機01形などは前進130km/h‥後進50km/hとなっています。また幹線用の大形貨物機44形3シリンダー機の場合、初期のものを除いて前進80km/h、後進50km/hです。しかし亜幹線用の50型貨物機では、支線などにはターンテーブルがない所もあるので、前後進とも80km/hですし戦時形の52型も同様です。さらに戦後東ドイツ製造の準急などの軽量優等列車にも使用可能な23-10型は前後進とも110km/hです。これらの事柄から明らかにテンダーの設計によって後進の際の最高速度が決められている事がわかります。因みに後進の際の最高速度の低い形式については、通常用いられるテンダーを用いた値であると、記されています。以上の参考文献は篠原先生の全盛時代のドイツ蒸気機関車であります。ただし、小生の体験では東ドイツにおいて、ある時01形が準急の最後尾にバックで連結、小生の速度測定では120km/hは出ていたのには驚かされました。私見ではドイツの連結器は左右にバッファーを装備している為に、列車後尾にバックで連結した場合もテンダーの走行の安定性があるのではないか?と思ったりしています。 /9056/9055/9054/9053
掲示板 汽車・電車1971〜